雨漏りが起きたらどうすればいい?効果的な対処法と注意点

突然の雨漏り、どうすればいいか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

雨漏りは、放置すると建物の構造を損なうだけでなく、室内のカビ発生や電気系統のショートなど、深刻な二次被害を引き起こす可能性があります。

この記事では、雨漏りが発生した場合に、慌てずに冷静に対処できるよう、具体的な応急処置方法を紹介します。
二次被害を防ぐための知識を身につけ、安心安全な暮らしを守りましょう。

□雨漏りが起きたらどうすればいい?被害を最小限に抑える応急処置法

雨漏りが発生したら、まず被害を最小限に抑えるために迅速に対応することが重要です。
天井からの雨漏り、窓枠や壁からの雨水の染み出しなど、状況に応じて適切な対処法があります。

1: 天井からの雨漏りの場合

天井から垂れてくる雨水は、床を濡らしてしまうため、バケツなどの容器で受け止めましょう。

水滴は雑巾を敷いたバケツで受け止めると、水滴が飛び散るのを防ぎます。

天井への雨漏りが広範囲の場合は、雨水が落ちてくるところも広範囲となり、多数のバケツでも受け止められないことがあります。

そのような場合は、大きなビニールシートを活用しましょう。

ビニールシートを雨漏りしている箇所に被せ、テープや画鋲などで固定します。

ビニールシートの最も低い箇所に穴を開け、そこから雨水を排出してバケツで受け止めます。

雨水が跳ねて周囲に飛散してしまう場合は、バケツの底に雑巾などの布を敷くと、飛び散りを防止できます。

2: 窓枠(サッシ)周辺や室内の壁から雨水が染み出てくる場合

雨水が染み出てくるところやその周辺に、雑巾や布を置いて、雨水を吸収することで対処します。

染み出てくる量が多い場合は、床に雨水が垂れてしまうことがあるため、ビニールシートなどを敷いてガードしましょう。

近くにカーテンがある場合は、雨水で汚れてしまう可能性が高いので、取り外すことをお勧めします。

梅雨時など長雨が続く場合は、雑巾や布などが足りなくなることがあります。

その場合は、代わりにペットシートを使うのも有効です。

3: サッシからの雨漏り

サッシからの雨漏りは、隙間から雨水が浸入していることが考えられます。

隙間を塞ぐために、タオルや布などを詰め込み、雨水の浸入を防ぎましょう。

4: 漏電対策も怠らずに

建物の雨漏りにおいて最も怖いのが漏電です。

漏電は感電や火災につながるだけでなく、電化製品の故障にもつながります。
雨漏りが発生したら、感電や火災のリスクを避けるため、以下の点に注意しましょう。

・電源を切る
・電気製品に触れない
・水たまりに近づかない

 

□やってはいけない雨漏りの応急処置

雨漏りに対して間違った応急処置をしてしまうと、被害を少なくするどころか、状況を悪化させてしまうことがあります。

1: 雨漏り箇所を特定しないままの補修

雨漏りの原因となる部分を特定せず、目に見えるひび全てを補修することはお勧めできません。

むやみに補修材を打ち、雨水の流れを変えてしまうと、排水のバランスが崩れるおそれがあります。
建物全体の排水のバランスが狂い、変な部分に水が貯まってしまうと、そこから新たな雨漏りが発生する可能性があります。

特に屋根からの雨漏りは、原因の特定が非常に困難です。
雨漏りの原因が特定できない場合は、無駄な補修はせず、プロに修繕を任せるのが賢明です。

2: 釘を打つ

雨漏りしている箇所を塞ぐために、板を貼り付けようとする方もいるかもしれません。
また、板金が外れているのを補修するため、新たに釘を打とうとする方もいるかもしれません。

どのような理由であれ、一般の方が屋根に釘を打つことはお勧めできません。

屋根に打ってある釘は、骨格の木材を貫通しないように調節されて打たれています。

これは職人さんの技術があってこそできる技なので、誰でも同じようにできるわけではありません。

もし釘が木材を貫通してしまったら、雨漏りをひどくするだけです。

なにも分からずむやみに釘を打つことは、絶対に避けてください。

 

□まとめ

雨漏りは、放置すると深刻な被害に繋がるため、早めの対処が重要です。
今回の記事では、雨漏りが発生した場合の応急処置方法と、やってはいけない応急処置について解説しました。
雨漏りの原因を特定せずに修理したり、釘を打ったりする行為は、状況を悪化させる可能性があります。
雨漏りが発生したら、まずは冷静に状況を判断し、適切な対処を行いましょう。

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