セメント瓦の塗装はいつやるべき?劣化症状とおすすめの塗料を解説

築年数の経ったセメント瓦屋根のメンテナンスについて悩んでいる方はいませんか。
せっかくのマイホーム、長く美しく保ちたいですよね。しかし、セメント瓦は定期的な塗装が必要な屋根材です。放置すると劣化が進み、雨漏りや瓦の破損など、深刻な事態に繋がることも。
今回は、セメント瓦の塗装について、劣化症状からおすすめの塗料まで詳しく解説します。

□セメント瓦の劣化サインを見逃すな!

1:変色や色あせ

セメント瓦の表面が色あせ、くすんで見えませんか。
これは、紫外線や雨風によって塗装が劣化し、色が褪せてきたサインです。
最初はきれいな色で塗装されていても、時間が経つにつれてこのような変色が起こります。
遠くから見たときに屋根の色がぼんやりと見えたり、新築時よりも色が薄くなっていると感じたら、専門の会社に点検してもらいましょう。

2:カビやコケの繁殖

屋根の瓦の表面に茶色っぽいブツブツが見られる場合、それはコケやカビかもしれません。
セメント瓦が湿気を含むと、カビやコケの胞子が付着して生育しやすくなります。
これは、瓦の表面の防水性が失われた証拠です。
カビやコケが瓦の内部に侵入すると、セメント自体が弱くなり、ひび割れや耐久性の低下に繋がります。
見つけたらすぐに塗装を検討しましょう。

3:ひび割れや欠落

セメント瓦は厚みがありますが、時間が経つと経年劣化でひび割れてしまうことがあります。
これは、セメントが水を吸収して膨張し、乾燥すると収縮する性質からくるものです。
その動きによって負荷がかかり、ひび割れが発生します。
放置するとひびが広がり、最終的には欠損も生じる可能性があります。
破片が庭やベランダに落ちてきたら大変危険です。早めに塗装業者に相談し、塗装メンテナンスを検討しましょう。


□セメント瓦塗装の費用と選び方のポイント

1:シリコン塗料

シリコン塗料は、外壁塗装でも人気の高い塗料です。
種類や色も豊富で、個性的な色合いにしたい場合に最適です。
耐用年数は10~13年です。

2:ラジカル塗料

ラジカル塗料は、シリコン塗料やフッ素塗料よりも耐候性が高く、紫外線が強い地域に適しています。
耐用年数は10~15年です。

3:フッ素樹脂塗料

フッ素樹脂塗料は、耐久性が高く、東京スカイツリーなど高層の建物にも使われている塗料です。
耐用年数は15~20年です。

4:遮熱無機塗料

遮熱無機塗料は、太陽光を反射して室内の温度上昇を抑える効果があります。
断熱性も高く、光熱費の節約にも役立ちます。
耐用年数は15年以上です。

□まとめ

セメント瓦の塗装は、劣化を防ぎ、屋根の寿命を長く保つために非常に大切です。
適切な時期に適切な塗料を選び、専門の会社に依頼することで、安心して塗装工事を進めることができます。
この記事を参考にして、セメント瓦の劣化サインを見逃さず、早めの点検と塗装計画を立てましょう。

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