外壁塗装のチョーキング現象は放置は厳禁!その原因とリスク・対策を徹底解説

チョーキング現象は、外壁塗装の劣化が進行しているサインです。
放置すると、カビやコケの発生、家の美観を損なうだけでなく、建物全体の寿命を縮めるリスクも。
この記事では、チョーキング現象の原因や放置することで起こるリスク、そして具体的な対策を解説します。

□外壁塗装のチョーキング現象とは?

チョーキング現象は、外壁塗装の塗膜が劣化し、表面が白く粉状になる現象です。
まるでチョークで書いた跡のように、指でこすると白い粉がつくことから、この名前が付けられました。

1: チョーキング現象の原因

チョーキング現象は、主に紫外線や雨風による塗膜の劣化が原因です。
外壁塗装に使われている塗料は、紫外線や雨風にさらされることで、少しずつ分解されていきます。

2: 塗料の構造と劣化

外壁塗装の塗料は、顔料、樹脂、添加剤の3つから構成されています。

顔料は色を付ける成分です。
樹脂は塗膜を形成し、保護する成分です。
添加剤は塗料の性能を向上させる成分です。
樹脂の種類によって耐久性が異なり、紫外線や雨風に対する抵抗力も変わってきます。

3: 樹脂の種類と耐久性

一般的に、外壁塗装に使われる樹脂には、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂などがあります。

・アクリル樹脂
最も一般的な樹脂ですが、耐久性が低く、チョーキング現象が起こりやすいです。

・ウレタン樹脂
アクリル樹脂よりも耐久性があり、紫外線や雨風に強いですが、フッ素樹脂に比べると耐久性は劣ります。

・シリコン樹脂
ウレタン樹脂よりもさらに耐久性があり、耐候性、防汚性にも優れています。

・フッ素樹脂
最も耐久性が高く、紫外線や雨風、汚れに強く、長期間美観を保てます。

チョーキング現象は、主にアクリル樹脂やウレタン樹脂を使用した塗料で起こりやすいです。
フッ素樹脂は耐久性が高いので、チョーキング現象が起こりにくいと言えます。

□チョーキング現象を放置するとどうなるの?

チョーキング現象は、単なる見た目の問題ではありません。
放置することで、様々なリスクが伴います。

1: カビやコケの発生

チョーキング現象によって、外壁表面に粉状の物質が堆積します。
この粉は湿気を帯びやすく、カビやコケの発生源となります。

2: 家の美観を損なう

外壁に白い粉が付着すると、建物の外観が著しく損なわれます。
せっかくのマイホームも、チョーキング現象によって見た目が悪くなってしまうのは、残念ですよね。

3: 下地や建物全体の寿命を早める

チョーキング現象は、塗膜の劣化が進行しているサインです。
塗膜が劣化すると、防水機能が低下し、雨水が内部に侵入しやすくなります。
雨水によって下地が腐食したり、建物の構造が損なわれたりする可能性もあります。

□まとめ

チョーキング現象は、外壁塗装の劣化が進行しているサインであり、放置すると様々なリスクが伴います。
チョーキング現象に気づいたら、早急に専門業者に相談し、適切な対策を検討しましょう。
定期的なメンテナンスを行うことで、マイホームを長く綺麗に保てます。

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